【所沢市斎場】「死の自己決定」はどこまでできるのか?

「自己決定」とは、自分に関することを自分で決めることを言います。アメリカで自己決定が主張され始めるのは1970年代ですが、そのころは、出産や中絶など(リプロダクション)に関すること、また医療の場において、治療方針などを患者自身が選択すべきだという考えが、自己決定の議論の主題とされていました。

【所沢市斎場】死後について自分の意思を残したい願望

日本でも、1977年に自宅ではなく病院で亡くなる人が半数を超えて以降、1990年代になると、医療スタッフに管理された死の迎え方に対する反発として、自分らしい死やその自己決定という考え方が普及していきました。例えば、がん告知や尊厳死への関心の高まり、ホスビスケアの普及を求める運動などです。一方、高齢世帯の核家族化が進み、子どもたちに頼らない老後の過ごし方を模索する高齢者が増え、自分らしい生き方の延長として死の迎え方や死後について考えたり、自己決定したりしておこうという意識が台頭してきました。

 
 

【所沢市斎場】自分の葬送儀礼や墓のあり方について考える人が増加

つまり、わが国における「死の自己決定」の背景には、自分らしくありたいという意識と、家族のあり方やライフスタイルの多様化で、死を自分の問題としてとらえざるを得ないという2つの動機があると整理することができます。「死の迎え方だけではなく、葬送やお墓など、死後についても自分の意思を残したいと考える人たちが増えています。なぜ、自分の葬送儀礼や墓のあり方について考えようと思う人たちが増えたのでしょうか。
 
 

【所沢市斎場】ある調査結果では、子どもの有無によってその動機が異っていた

子どもがいる人は、子どもを煩わせないように自分の死後について準備しておきたいと考え、それが家族にとってもよいことだと思っていますが、子どもがいない人は、死後を託す家族がいないので、従来のお葬式、なかでも、とくに子々孫々で継承するお墓は選択肢にはなり得ず、自分で決めておく必要があると感じていました。また家族の有無に関わらず、これまでの葬送儀礼のやり方に対する反発から宗教儀礼を否定する声や、自分らしい生き方の延長として死の迎え方や死後について考えようという思いがあることも明らかになっています。
 
 

【所沢市斎場】自分の人生の締めくくり方を、元気なうちに考える

このように動機はさまざまですが、自分の死後について準備しておこうという意識の根底には、「遺される人に迷惑をかけたくない」という思いがあります。発送の縮小化はこうした風潮の結果とも言えるでしょう。家族のあり方や医療サービスなどの多様化、生活意識の変容なとによって、自分の人生の締めくくり方について、元気なうちに考えておかねばならない時代になったということです。
 
 

【所沢市斎場】本人が決定できることと、できないことがある

それでは、そもそも、自分の死を自己決定できるのでしょうか。死の自己決定は、死の迎え方に関することと、葬送やお墓など死後の処遇に関することに分類できます。そのうち、死の迎え方に関する自己決定については、その是非に疑問を持つ人がいるかもしれません。
 
 

【所沢市斎場】本人の意思を尊重しない根拠は何か

例えば、死ぬ権利を認めるのかという問題について考えてみましょう。治癒の見込みがなく、痛みや苦しみのあまりに、自殺したいと本人が決心した場合、まわりの人は本人の意思だからと受け入れるべきなのか、あるいは、思いとどまらせるなら、本人の意思を尊重しない根拠は何なのでしょうか。
また、治癒の見込みがなくても治療することで進行を遅らせることができるのに、治療を拒否したいと患者が自己決定した場合、医師はそれを受け入れるべきなのかといった問題点が挙げられます。
 
 

【所沢市斎場】まだ動いている心臓の提供を家族が決断してよいのかという問題

2010年に改正された臓器移植法では、患者本人が拒否していない限り、脳死臓器提供が家族の意思だけで可能となりましたが、まだ動いている心臓の提供を家族が決断してよいのかという問題もあります。かつて、ピアスの穴をあけたがる子どもに、「親からもらった身体に穴をあけるとは、何事だ!」と親は怒ったものですが、子どもの身体や臓器は親のモノなのでしょうか。親のモノではないとすれば、臓器や身体は本人の所有物なのでしょうか。
 
 

【所沢市斎場】ギフト(gift)の精神

キリスト教では、神がすべての創造主なので、身体は自分のモノではありません。キリスト教の国では臓器移植が盛んですが、提供するという意思は、身体所有論に端を発した自己決定ではなく、自分には不用になった臓器を使える人にあげるというギフト(gift)の精神からきています。自殺も、神からもらった命を勝手に絶ってはいけないという理由で、よくないことだとされています。
 
 

【所沢市斎場】改正臓器移植法の反対する意見が根強くある

ところが日本には、身体や生命はだれのものかといった共通の概念がないので、身体所有論の是非で議論がとどまってしまい、本人の意思が不明でも家族の意思だけで滅器提供できるという改正臓器移植法の運用をめぐっては、反対する意見が根強くあります。反対意見を唱える人たちのなかには、「自己決定を優先すべし(本人の意思が不明なら、家族の一存で提供すべきではない)」という考えもありますが、そもそも、臓器を提供するかどうかを自己決定してよいのかという考えの人たちもいます。
一方、死後の処遇に関する自己決定はどうでしょう。相続財産については、分け方や配分などを遺言で記せば法的に保障されています。しかし、お葬式をどうしてほしいかについては、遺言で記すのは自由ですが、遺族に法的な拘束力はありません。
 
 

【所沢市斎場】死の自己決定が権利として保障

以上のように、死の自己決定が権利として保障されているかといえば、保障されている事柄もあれば、そうでない事柄もあります。前述のように、死は、本人だけでなく、その人と関わりを持った人たちの問題でもあるので、死んでいく人が好き勝手にすべてを決めてよいというわけではないのです。
 
 

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